top of page

YUGYO  /  現代水墨遊行

【 YUGYO  /  ​現代水墨遊行 とは 】

鎌倉時代に水墨画が日本に伝来してきた当初、水墨画を描いていたのは画僧と呼ばれる仏教禅宗の僧侶達であり、彼らにとって水墨画を描くことは修行の一環だった。そうして水墨画は禅の教えとともに全国に広がっていった。

 

仏教禅宗の僧侶の修行で、遊行(行脚)と呼ばれるものがある。

それは広く仏道の師友を求め、また教化のために、一定の寺院にとどまることなく諸国を遍歴する旅の修行。一所にとどまらず自由に諸国を遍歴して良き師を求め歩く姿は、[ 行 雲 流 水 ] *の略で、雲水と呼ばれた。

 * 作家活動のテーマとしている[ 行 雲 流 墨 ]はここから引用している。

《  YUGYO   /   現代水墨遊行  》は、当時の禅僧さながらバックパッカースタイルで世界各地を放浪し、出会う人々から学びを得ることを目的としたプロジェクトである。

同時に、滞在した国や地域で水墨画ワークショップや路上水墨画パフォーマンスを行なうなど、水墨画を広めるための啓蒙活動でもある。

つまりこのプロジェクトは、現代を生きる水墨画家による遊行の再解釈であり、その実践である。

PHOTO  GALLERY

bottom of page